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尼さんをバキューン!

医者もバキューン!

看護婦もバキューン!
やーいつ観てもいいなあ。『デモンズ'95』は本当に本当に本当に素晴らしい映画なので、もしまだ観てない不届き者がいたらDVDをすぐに買って観て感動に打ち震えてもらいたいものである。オッパイとゾンビと喋る生首と若者の暴走と大虐殺があって、メインとなる舞台が墓場! という品揃えも魅力的だが、加えてお話がまさに最強のひとこと。脚本書いた人は天才ではなかろうか。と思ったら脚本のジャンニ・ロモーニはアルジェントの『トラウマ』の脚本の人なのだなあ。ちぇ。というのも、『デモンズ'95』観てる人ならわかると思うが、どうせならこの人がアルジェントの『スタンダール・シンドローム』の脚本を手がけていてくれたら日記にうまくオチがつくところだったのである。どうでもいいすね。
ところでトラウマと聞くとアルジェントの映画か妖怪始末人しか思い浮かばないのは私がバカだからだが、最近なにかというとトラウマトラウマとかまびすしい風潮はおかしいと思う。いつの間にみんなサイエントロジー信者になってしまったのだろうか。いやもちろんサイエントロジーじゃエングラムっていうことぐらい知ってらあ。何でもかんでもトラウマエングラム遺伝子霊障先祖の祟り呪い式神前世の行い地縛霊血液型誕生月のせいにして満足できる人はある意味幸せなのかもしれないが。バキューン!
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■2004/05/19 (水)
ラスト・スターファイター |
日本最高

だそうだが、掲示板でも書いたとおり、コンカン法(「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律案」)とかいうふざけた法律ができそうで気分悪いったら(くわしくはココ参照)。日本最低。いやいや、そんなことを言っていてはいかんので、日本最高な気分になるべくDVDで『ラスト・サムライ』を観た。
【ストーリー】
辺境の惑星エンドア(の月)。そこには、先住民族イウォークの一族がいた。ジェダイのヒーロー、ルーク・スカイウォーカーはひょんなことからイウォークに捕らえられ、彼らの村で暮らすことになる。イウォーク族は見た目こそクマのぬいぐるみだが、その実、誇り高い、殺人術に長けた戦士たちだった。が、ある日、スカウトウォーカーやスピーダーバイクといった超兵器で武装した帝国軍ストームトルーパー部隊がイウォーク掃討にやってきて、イウォークは全滅。ルークは帝国軍にひったてられるが、皇帝に土下座したら命は助かった。
『ラスト・サムライ』が『ジェダイの復讐』リメイク(帝国軍が勝つバージョン)だったとは知らなかった。
ところで、冒頭の写真は目下大人気のアヴリル・ラヴィーン嬢だが、テレビで彼女を見るたびに妙な既視感にとらわれるのである。なんか知ってる顔なんだよな……特にこの表情。

この顔には確かに見覚えがあるんだがな、と考えていたら、わかった!

眉間にシワのこの顔は、デ・パルマの『フューリー』の超能力者(男の方。名前忘れた)が、念力パワーを使っているときの表情だ! てことはアヴリル・ラヴィーンを怒らせると、遊園地がブッ壊れたり人間が空中で回転しながら血を噴いて死んだりするのである。と思ったが、「あんま似てないじゃん」という声も聞こえてきそうなので参考にこんな画像も作ったのであった。アホか。

ゴールデンウィークなので『ホーンテッド・マンション』を観てきた。ゴールデンウィークなのでってことないか。『カントリー・ベア』『カリブの海賊』などと同様、ディズニーランドのライドが原作(っていうのか)のお化け屋敷映画なので、『ホーンティング』をファミリー向けにしたような感じだろうと思っていたら(『ホーンティング』はオーウェン・ウィルソンの首がぶった斬られたりするので、ファミリー向けとは言いにくい)、まさにそんな映画だった。えらいのは原作の(っていうのか)ライド要素をやや不必要なまでに忠実に再現しているところで、特に主役のエディ・マーフィとその子供たちが馬車の中から次々と通り過ぎる幽霊たちを眺めるシーンは、まさにその状況がライド体験そのものの再現なわけで、わはは、ライドに乗ってるときの客(エディ)はマヌケだなあ、と、ふだん当該ライドに乗っている観客に思わせるという、ややこしいイヤミな冗談だったりするのである。この場面では、エディの子供が『シックス・センス』ネタのセリフを言う、という必殺ギャグもあったのだが、場内がシーンとしていたので不安になりました。なぜだ。
それはともかく、『ホーンテッド・マンション』最大の見せ場はそんなところにはなかった。最大の見せ場、ていうかみものはこれですよ。

右が『ホーンテッド・マンション』のイヤミな執事を演じるテレンス・スタンプで、左がボリス・カーロフ。
ちょっとこの画像じゃ分かりにくかったかもしれないが、そう、今回、テレンス・スタンプはリック・ベイカーの超絶メイクでボリス・カーロフに化けているのである。『ロケッティア』の悪役をロンド・ハットンに変身させ、『エド・ウッド』でマーティン・ランドーをベラ・ルゴシにした特殊メイクの魔術が、ついにボリス・カーロフを銀幕に呼び戻したわけで、演じるテレンス・スタンプもノリノリ。ボリス・カーロフ風のセリフ回しで迫る(大時代なしゃべり方と独特の抑揚だが、現代人のエディ・マーフィがそれについて行けず会話が成立しない、というギャグまである)。ディズニー映画がユニバーサル映画のファンにサービスしてどうする、という向きもあろうが、いいの! とにかくボリス・カーロフ・ファンは劇場へ急げ!
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■2004/05/01 (土)
地獄のロックンローラー |
『スクール・オブ・ロック』は非常によく出来た映画だ。しっかりとしたマーケティングと、それに基づいてよく練られた脚本は観客の心をとらえて離さない。負け犬ロックンローラーの主人公を演じるジャック・ブラックはおそろしく魅力的だ。かつてロック青年だったオヤジたちをニヤリとさせるトリビアルなディティールも満載。熱いロック魂を語るジャック・ブラックは切なくユーモラスだし、ガリ勉ひとすじのエリート小学生たちが、ロックバンドを通じて個性と生きる実感に目覚める様子は感動的でさえある。そして、「ロックなんてとんでもない」と子供を縛り付けてきた親たち、さらには厳格な女校長の氷の心さえもが、徐々に溶けていく……。
演出は的確で力強く、脚本はウィットに富んだセリフの数々で観客を楽しませてくれる。『スクール・オブ・ロック』は、エンタテインメント映画としてはほぼ完璧だろう。それは本当にそう思う。
一方で、『スクール・オブ・ロック』はどこまでも健全なクソッタレのうんこ映画だ。お話は「ドレミの歌」をロックに置き換えただけの『サウンド・オブ・ミュージック』の焼き直しで、 クライマックスは学芸会。主人公は、20も歳が離れたガキどもに(自分の守備範囲の)“ロック”を押しつけてしたり顔だ。さらに醜いのは、“ロック”を体現してるのは自分だけだと主人公が思っているところで(だからバンド・コンテストに行くたびに別のバンドを「あいつらは格好だけの偽物だ」などと言う)、それを裏付けるのはジジイ臭い「“ロック”の歴史」の知識とやらである。
したり顔のロック親父ほどタチの悪いものはないが、そういう親父どもに「ああやっぱ“ロック”って最高。俺って最高」という免罪符を与える映画、それが『スクール・オブ・ロック』の正体だ。もちろんPG映画なのでセックスもドラッグもナシ。ロックンロールは反抗だ! とか言っておきながら、やってることはコソコソ子供にバンドの練習をさせるだけとは。やれやれ。
というわけで口直しにSPKの『DESPAIR』のビデオでも観て寝よっと。どうせ俺たちはビートルズなんか知らねえよ! ファック・ユー!
関連リンク(ここから3日分)
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■2004/04/15 (木)
カラー・オブ・ハート |
ここで知ったんだが、こういうフォトショップ腕自慢、みたいな企画もんのページが海外にあってですね。で、なんと

このカルメン・ミランダの白黒画像をカラーにした強者がいた。これがその作品。何でも「もう二度とやりたくない。死ぬ。6時間かかった」とかで、うーん確かにクソめんどくさそうだな、と思ったんだが、気がつくとなぜかフォトショップ作業に向かっている自分がいたのでした。まーこのカラー化コンテストは既に終了しちゃってるので応募するわけにもいかないんだけど、できるかどうだかやってみようというわけだ。タイムリミットは6時間。というわけで、できたのがコレですよ(クリックで全体表示)。

少し大きめの元画像はココにあるので、フォトショッパーの諸君は挑戦してみてくれたまえ。6時間以上かかったら失格(ローカルルール)。それにしても疲れた。もう寝る。
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■2004/04/02 (金)
悪魔の毒々ゾンビーズ |

燃やせ! 教会を! といっても、日本のキリスト教信者は人口の0.8%しかいないらしいので(今調べた)、全然ショッキングではないのである。
ショックといえば、『ゾンビ』のリメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』を観た。見事な出来映え。特に、冒頭とラストが素晴らしい(だからって途中がダメなわけではない)。家の近所が大変なことになっている! と思ったら、世界の終わりじゃん! という、どんづまりの状況を美しく、かつ不吉な画作りで見せるオープニングのすばらしさはあちこちで言われているとおりだが、じゃあ映画全体が抑制のきいたものになっているかというとそうではなくて、後半、どんどんOiパンクスのライブみたいなってしまうのである。登場人物がヤケクソになるのと呼応して、映画自体もスピードアップ、メーター振り切ったまま暴走風味でエンディングに突入するわけで、ディズニーランドで言えば『スプラッシュ・マウンテン』みたいな感じだ。何もディズニーランドに例えることないか。本家のリメイクなのに、なんかイタリア産のパチモン風味がそこかしこに見られるのは、脚本のジェームズ・ガンの体内にいまだトロマ汁が流れている証拠で、実に好ましい。ていうか、やはりジェームズ・ガンが脚本を担当した『スクービー・ドゥ2』が全米1位、2位が『ドーン・オブ・ザ・デッド』というランキングを見た時には頭がクラクラした。凄い。『TROMA's EDGE TV』でカブキマンや毒々とじゃれあっていたアホ面のジェームズ・ガンが、まったく同じノリのままハリウッドを制覇してしまうとは、かつて激安月給でジェームズ・ガンをコキ使っていたロイド・カウフマンでも予想だにしなかったに違いない。続編は未見だが、『スクービー・ドゥ』の1作目はオナラとゲップそして低脳ギャグ、『ドーン・オブ・ザ・デッド』は血まみれ人体破壊と残酷ギャグでしょ。金のかかったトロマ映画に世界中が熱狂しているわけで、愉快痛快、と思ったが、考えてみたらトロマ映画は金をかけないのが身上なわけで、だから大ヒットもしないのか! というわけで、独立独歩のロイド・カウフマンさんは業が深いなあ、と改めて感じたのであった。
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■2004/03/31 (水)
宇宙から来たツタンカーメン |
3/26日の日記の件つづき。m@stervision氏の指摘のうち、
1)『イレイザーヘッド』はホラー売りでなく完全にカルト売りだった。
に関しては、その通りなんだけど絵柄がおっかない(顔の見えない、布にくるまれた赤ん坊らしき物体)ので、個人的にホラーっぽい印象を受けていた、ってことで、
2)リンチやクローネンバーグは当初から変態監督として受け取られていた。
にも特に異論なし。マニアの間で、という意味なので。また、83〜84年ぐらいにかけて、『ビデオドローム』の海賊版ビデオを観まくっていたせいで初公開をリバイバルだと勘違いしてるんじゃないか、という指摘もまことに鋭い。で、メールでやりとりした結果、m@stervision氏が言いたかったのは、そもそもリンチやクローネンバーグは、例えば今のイーストウッドやカーペンター(あるいはサム・ライミやピージャク)のような一般性を未だに獲得していないのではないか(つまり、昔の受け止められ方はこーだったけど、今は「作家性」云々でやんなっちゃう、というような言い方が成り立たない、ってこと)、という話だとのことで、言われてみればそれもそうだなあと思った次第。でもって
3)『ブレードランナー』とか『シザーハンズ』が最初コケたからといってだから何なんだ
という点に関しては、なんとなく先にツバつけたと思っていた(思い上がっている)人間の醜いやっかみということでご容赦いただくとして(ほんと手前の心の狭さにやんなっちゃうけど、諸君だってそういうことはあるだろ! ……ない? そうですか)、
4)「配給会社がどういう宣伝をしていたか」ということと「その映画がどういう受け取られ方をしていたか」というのはまったく別の問題だ。
これもド正論だと思う。それは分かってるんだけど、特に昔の映画の場合、自分が若かったからか、あるいは映画の周辺情報が今と比べて少なかったからか、映画の印象と宣伝の印象が混ざってるケースは自分の場合よくあるような気もするので、「気をつけなくっちゃなあ」と『牛頭』の石橋蓮司の声で言ってこの項終わりっ。なんだ結局全部俺が間違ってるんじゃないか! ガーン!
なお、メールでとっても大人の対応をしてくれたm@stervision氏に感謝。エラソーな芸風はお互い様だと思うけどなっ(あーあ)。
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■2004/03/30 (火)
死体と遊ぶな子供たち |
日記のヒット数がハネ上がっていると思ったら、m@stervision氏の掲示板で内容についてお叱りを受けていたからなのだった。確かに思い違いや事実誤認もあったので、それについては、いずれ機会を設けてきちんと対応するつもり。なので、下の日記(3/26日分)には眉唾ものの話が含まれているとご了承ください。
気を取り直して今回はジンボ&テッドについて。ジンボ&テッドって誰、という人はこの画像を見てもらいたい。

左がテッドで右がジンボ(ジム)。そう、『13日の金曜日/完結編』に登場した童貞二人組だ。この二人がクリスタル湖のキャンプに来た目的はただ一つ、童貞を捨てることである。やる気マンマンで、『ホットドッグプレス』かなんかで読んだ知識を元に女を口説きまくるテッドと、内気でなかなか開放的になれない変人ジンボ、という対照的な二人が、双子の美少女にそれぞれアタック。で、結局、なぜか変人のジンボがめでたく双子の片割れとベッド・インして、テッドは一人淋しく8mm映写機でブルーフィルムを観る羽目になる、というのがオチなわけだが(その後もちろん二人とも殺される)、ジンボを演じたクリスピン・グローバーがその後めきめきと頭角を現したのに対して、テッドを演じたローレンス・モノゾンはテレビやVシネばかりで泣かずとばず。『完結編』は現実を予見していたのである! してませんよ。と思ったら、ここにきてローレンス・モノゾンが大復活! なんと『スターシップ・トルーパーズ2』で重要な役を演じていたのである。めでたいなあ、と思ったが、『スターシップ2』も考えてみたら向こうじゃビデオスルー作品なのだった。がんばれ〜。
※世界で唯一! ジンボ&テッドに特化した衝撃のファンサイトはここ。
The Ultimate Jimbo and Ted Site
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■2004/03/26 (金)
NORTHWEST PASSAGE |

「糸が切れるぞ! パーマーさん!」
と絶叫しつつ、大好きな映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』を大特集したページを今度作るのでお楽しみに。と、予告だけでもしてみるものである。だいたい『ツイン・ピークス』映画版は、一般人はもとよりリンチファンにすらブーブー言われたりして不憫でならない。個人的にはリンチの映画の中でも一、二、とは言わないが三、四を争う傑作コメディだと思っているのだが。いいかげん『ツイン・ピークス』ブームのほとぼりも冷めたことだしね。ちなみに俺がリンチフリークになったのは『ブルー・ベルベット』からで、っていうか、『ブルー・ベルベット』以前の作品は(知名度がなかったこともあって)別にリンチ色で売ってなんかいなかった。『エレファントマン』は感動奇形映画として売ってたし(しかもエレファントマンの素顔を一切出さず、一体どんな奇形なんだ! という下世話な興味を煽りに煽った)、あわてて公開した『イレイザーヘッド』はホラー売りしてたし、『砂の惑星』はSF超大作売り。だからリンチフリーク、というのは『ブルーベルベット』以前にはいなかったし、「作家性」が云々、とかのウンチクもぜーんぶ後になってから出てきた話だ。リンチ以外でもクローネンバーグだって『ザ・フライ』まではずーっとホラー売りで(だからクローネンバーグについて一番語ってよいのはホラーファンじゃないかと思う)、『ビデオドローム』のリバイバルか、あるいは『裸のランチ』が出てきてから、「作家論」とかが大手をふるうようになったのである。他にも『シザーハンズ』やってた劇場はガラガラだったし、『ブレードランナー』だって最初はコケたわけですよ。ま、何によらず、なんらかのブレイクスルーがあって、一定の評価が定まると、ワラワラと蜂の子をつついたように一家言を持った人が登場するのは世の常でもあるわけだが、まーそんな話はどうでもいいや、とにかく未だに全然評価されない『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』は抱腹絶倒のコメディだ、ということをこんど証明したいと思ったのだった。
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■2004/03/25 (木)
スタークラッシュ・パート3 |

※Drew Struzenのサインがねえよ、とかそういう苦情は受け付けません。(クリックで拡大表示)
こないだから、現代に生きるナチの残党映画づいていたので、お懐かしやエンパイアの『クロールスペース』のビデオをひっぱり出してきて久々に観た。監督はその後『パペットマスター』シリーズしか撮ってないデビッド・シュモウラー。主演クラウス・キンスキー。ご存じの方も多いと思うが、女子大生専門の下宿屋を経営しているクラウス・キンスキーが、建物全体に張り巡らせた通風口をはいずり回って、店子にイヤガラセをするという映画だ。実はクラウスの亡父がメンゲレみたいなナチ医者で、息子もその血を引き継いでいるというわけ。で、クラウスは舌を引っこ抜いた奴隷女を檻に閉じこめて飼っていたりするわけで、まんま『屋根裏の散歩者』+『陰獣』。あとは『意志の勝利』を8ミリで上映してみたり、女装したり、ナチの軍服を着てみたり、人を串刺しにしてみたり、とまあ、さすがキンスキー、期待を裏切らない。あっ。こういう話は「80年代映画コーナー」でやればいいのか、と今気づいたけどもう後の祭りですよフン。最後まで生き残る女優になんか見覚えがあるなー、と思ったら、その女優(タリア・バルサム)って、遺伝子奇形児映画の傑作『キンドレッド』にも出てるじゃないの。『キンドレッド』といえばアマンダ・ペイズのエラ人間ばかりが印象に残るのですっかり忘れてたわい。ところでタリア・バルサムは、ジョージ・クルーニーの元奥さんでもある。1989年から1992年まで結婚してたようだが、えーじゃあ何、クルーニーが『リターン・オブ・ザ・キラートマト』に出てたころ(88年)知り合って、『ER』(94年)に出る前に別れちゃったのか。あーあ。って別にこっちが「あーあ」とか言ういわれもないけどなっ。でもってさっきも書いたように『クロールスペース』には舌を切られた奴隷女が出てくるのだが、同様に舌を切られた人の出てくる『壁の中に誰かがいる』とか、舌切りシーンのある『ソドムの市』とかみんな面白いなあ。面白い映画かどうかはこれから「舌切りがあるかないか」で判断することにしよう。しねえよ。
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